外科診療とは
ABOUT S.TREATMENT
外科診療は、怪我や病気、先天的な異常を治療するために行われる外科的処置を指します。外科手術の対象には、骨折、腫瘍の摘出、消化器系の手術、異物の除去、または整形外科的な修復などが含まれます。手術前には健康管理や麻酔が行われ、手術のリスクと効果について飼い主様に丁寧にご説明致します。術後の管理も重要で、適切な傷のケアや痛みの管理、抗生物質の投与が必要です。また、早期の診断と介入が治療成功のカギとなります。当院では、去勢・避妊手術やヘルニアの手術も多く行っております。ぜひお気軽にご相談ください。
こんな症状がある場合は
ご来院ください
- 足をあげて歩く
- 腫れている
- 事故やけんかなどで外傷が生じた
- 足を引きずるようになった
- しこりができている
- 階段を上らなくなった
- 歩き方がぎこちない
- ジャンプしなくなった
当院のこだわり
COMMITMENT
鎮痛剤・麻酔の使用
鎮静剤や麻酔は、動物の診察や治療、手術を安全かつ快適に行うために使用されます。鎮静剤は、動物を落ち着かせたり、不安を和らげるために使用され、簡単な処置や検査の際に役立ちます。麻酔は、痛みを感じさせないために使用され、手術や痛みを伴う治療中に意識をなくさせます。
手術前の栄養管理
手術前の栄養管理は、動物の回復力を高め、手術の成功に大きく影響します。栄養状態が良いと、免疫力が向上し、術後の感染リスクが減少するため、手術前から適切な栄養管理が重要です。
チーム医療で
高度な手術も可能に
それぞれの専門知識や技術を結集することで、より精密で安全な手術が実現します。手術前の診断や準備、麻酔管理、術後のケアなど、全ての段階でチームとして患者をサポートすることで、合併症のリスクを減らし、回復を促進します。
当院の外科診療の症例
CASES
手術前後の注意点
CAUTION
手術を受ける前には、動物の健康状態を安定させるための準備が必要です。手術当日の絶食や、麻酔へのリスクについての説明があります。術後は、傷口の管理や動物の安静を確保し、適切なケアを行うことが重要です。術後の注意点やケアについても、しっかりとご案内します。
手術前の注意点
① 絶食と絶水
動物の手術では、通常全身麻酔を使用します。麻酔中に嘔吐すると、誤嚥してしまう危険があるため、手術前には絶食・絶水が必要です。
- 絶食時間
- 手術の12時間前から食事を与えないようにします。
- 絶水時間
- 手術の2~4時間前から水を与えないように指示される場合があります。
② 健康状態の確認
動物の健康状態が手術に適しているかどうかを確認するため、事前に血液検査やレントゲン検査、心電図検査などが行われます。また、飼い主は事前に以下のことを確認する必要があります。持病があるのかどうか、投薬中の薬があるかどうかの確認が必要です。また、アレルギーや麻酔に対するリスクなども確認しておくことが必要です。
③ 手術当日の準備
手術当日は、動物のストレスを最小限にするため、なるべく落ち着いた状態で病院に連れて行くように心がけます。当院では、興奮状態を抑え、安全にご来院していただくため、ゲージに入れた状態でのご来院をお願い致しております。ご協力のほどよろしくお願いいたします。
手術後の注意点
① 帰宅後のケア
手術後、動物は麻酔の影響でふらついたり、ぼんやりしたりすることがあります。帰宅後は以下に注意してケアを行います。
落ち着いた場所で、十分に休ませてあげ、なるべく安静を保つため、急に動き回らせないように注意してください。また、手術直後は、食事や水を与えず、指示された時間になってから少量ずつ与えようにしてください。
② 傷口の管理
手術後の傷口は感染を防ぐために清潔に保つことが重要です。主に下記の点を注意してください。
- 傷口のチェック
- 出血や腫れ、異常な排液がないか毎日確認してください。
- エリザベスカラーの使用
- 動物が傷口を舐めないように、エリザベスカラーを装着することをお勧めします。
③ 安静と運動制限
手術後は、動物が十分に回復するまで安静が必要です。特に、散歩や遊びなどの激しい運動は控えてください。また、生活の中でも、階段やジャンプを避け、患部に負担をかけないように注意してください。術後は安全のため、狭いゲージの中で安静にすることを推奨しています。
④ 食事と水分補給
術後の食事は、消化しやすいものを少量ずつ与えます。水分補給も少しずつ行い、動物の体調を見ながら調整します。食欲がない場合や吐き気が続く場合は、すぐに当院まで連絡してください。
⑤ 投薬管理
手術後には、鎮痛剤や抗生物質などが処方する場合があります。指示されたとおりに薬を与え、動物の状態を観察してください。もし副作用や異常な反応が見られた場合は、すぐに当院までご連絡ください。
⑥ 定期検診と経過観察
手術後の回復を確認するために、定期的な検診が必要です。傷口の治癒状況や術後の合併症がないかを確認するため、術後も定期的に診察を受けることが大切です。